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ケニアからの便り〜たがっち通信〜
 4年間、くすの木自然館で活動リーダーとして活動してくれた多賀良太(通称:たがっち)は、2005年6月からJICA青年海外協力隊でアフリカのケニアにて環境教育を行っています。
 ケニアから自然や文化、環境教育の現状をお届けします。
 2006年12月1日






今回は私の活動について少しだけ紹介します。
私の行っている環境教育プログラムの中で、
私は子供達によく質問をします。
その質問をちょっとだけ紹介。
みなさんも簡単に答えてみてください。

【第1問】
海の透明度が高い、ということは一体何を意味するでしょう?
【第2問】
サンゴって植物?岩?動物?
【第3問】
サンゴ礁って何?
【第4問】
サンゴの敵はオニヒトデ、チョウチョウウオ、ブダイなどいますが、
サンゴにとっての最大の敵は?
【第5問】
サンゴの味方は、共生しているカニやエビなどがいますが、
サンゴにとっての最大の味方は?
〜〜〜〜答えは次回!〜〜〜〜

この他の質問はちょっと地域的なものなので、省略します。
だいたいプログラムの中では、
グラスボートで子供達に海を見せながら、子供の年齢によって、
サンゴ礁生態系、seagrass bed、海洋国立公園内にはどういう生き物達がいるのか、
とか餌付けの問題を話したりしています。
あまりに子供達が小さいときは紙芝居式にすることも。
ただし、今は地元のボランティアの方々にほとんど説明してもらって、
足りない部分を私が補足したり、後で調べたりして、
彼らが自分達で環境教育プログラムができるようになるように努めています。
2006年10月1日





続マサイ・マラ国立保護区

マサイ・マラ以外の全ての国立公園は、私の配属先でもある「ケニア野生生物公社」という半官半民の団体が、その維持管理にあたっているのですが、このマサイ・マラ国立保護区は民間団体が管理しているのです。逆に言えば、民間団体が維持管理できるくらい観光者が多く訪れ、財政的に潤っているということです。
それを支えているのは、ケニア一と言われるほどのマサイ・マラの野生動物の多さです。ここでは少し車を走らせるだけで、まるで動物園のように様様な動物たちを見ることができます。中でも、有名なのがライオンで、行けばほぼ100%見られるとか。私たちも、ライオン、ガゼル、ウォーターバック、ハイエナ、イボイノシシ、カバ、ゾウ、ライオン、ヌー、バッファロー、チーター、キリン、と上げればキリがないほどの動物たちを見ることができました。

私がいったことのある西・東ツァボ国立公園と比べても、異常と思えるほどに動物の出現率が高く、多くの観光者がここを選ぶ理由が分かりました。しかし、一方で観光化に伴う問題も深刻のようです。

観光者は動物に近づきたいために、ドライバーに無理を言って、本来の道をそれたり、動物にプレッシャー(動物を追いかけたり)を与えることがあるのです。何も言わずとも観光者が望んでいると思い、それらのことを当然のようにやっているドライバーもいます。(もちろん、オフロード走行や動物にプレッシャーを与えることは本来禁止されてます)実際、私たちの担当だったドライバーもそうでした。

彼らをそう仕向けているのは、他でもない私たち観光者でした。これはどこの観光地ででもそうですが、良くも悪くも、観光者は大きな力を持っています。それを、観光者はもっと自覚するべきなのかもしれません。

2006年8月23日




先日、日本から来た両親と共に、サファリに行ってきました。場所は、動物に会える頻度がケニア一と名高い「マライ・サライ国立保護区」です。初日から、ヌーの大移動(川渡り)が見られました。
ヌーはこの時期、ここマサイ・マラからタンザニアのセレンゲティという場所に、餌を求めて数百キロにも及ぶ大移動をするのです。移動していく途中、彼らは幾度もこうして川を渡らなければなりません。しかし、その川にはワニが待ちかまえているので、ヌー単体では川を渡らず、一気にたくさんのヌーが渡ることによってワニを踏みつけていくそうです。ただ、川を渡る際には、幼い子や病気や年老いたものなどがワニなどに捕らえられたり、流れにさらわれるようなこともある上、これだけたくさんのヌーが一斉に川を渡ると、逆にヌーどうしで押しつぶされて、圧迫死することもあるようです。川には既に数体の死骸が浮いていました。生きるためにこれだけに危険を冒して川を渡っていくヌーの群れは、自然の中で生きていくことがどれだけ厳しいことかを、十分に物語っていました。
次回もマライ・マラレポートをお届けします。
2006年3月20日
この間、ケニアに来て初のサファリに出かけました。
出かけたのは、
Tsavo East National Parkこの国立公園は、Tsavo West National Park と合わせると、なんと日本の四国ほどの面積をもつ、ケニア最大の国立公園です。
この広大さから、動物に会える頻度は、他の国立公園と比べて、高くはないのですが、国立公園内の、雄大な景観を見るだけでも、十分価値はあります。
私達が遭遇した動物は、
バッファロー(写真上)・インパラ・シマウマ・デゥクデゥク・キリン(写真中)・ゾウ(写真下)など。
もちろん、これらの動物はみんな野生。
私達はもちろん車に乗っていますが、ゾウなんかに襲われたらひとたまりもありません。彼らは大きいもので体高4m弱、体重7tを超えるそうですからね。私達が車に乗ってるときも、
一頭のゾウが威嚇して、車に近づいてきました。慌てて、窓を閉めて、息を殺し、ゾウが離れるを待ちましたが、間近で見たゾウは、思ったよりもずっと大きく、また、恐ろしいものでした。ただ、動物園とはまた違う、彼らの自然の姿が見ることができました。しかし、動物達と同じ土地に住む人々にとっては、野生のゾウやライオンというのは、本当に恐ろしいもので、たまに、村を襲って大きな被害をもたらしています。私達先進国の人間は、かわいいゾウを、貴重なライオンを守れ、と簡単に言ってしまうことがありますが、動物達に安全を、命を脅かされている人たちを前にして、その言葉は、あまりに残酷です。(たがっち)
ナイロビにあるケニア最大のスラム「キベラスラム」です。面積20平方キロもない場所に、約80万人が住んでいるんだとか。

私の任地マリンディで見つけた、自己主張の激しいヒトデです。この潮間帯には、大きさが10cm以上あるような宝貝やら、このヒトデやら、ウニ、ガンガゼ、タコ、とまぁ、かなり漠然としてますが、かなりの種類の生き物がいます。ここは、産業が発展していないせいか、海もきれいです。

8月にケニアの人と行ったビーチクリーンナップです。ここでは、圧倒的にレジ袋が多くありました。そのほか、缶やらビンなどは、人によっては有価物なので、拾われてしまうようです。
今月の17日、明後日には、ICC(international coastal clean up)があります。

(記:05/09/16)

追伸:台風大変だったみたいですね。ケニアは天災がほぼ皆無らしいので、みんな気楽です。ただ、大雨季というものがありますが。

今日、9月17日は、ICCInternational Coastal Clean up)でした。朝5:30に家の前のモスクから聞こえてくる大音量の放送で起き、トゥクトゥク(三輪バイク)に乗って職場に到着。到着するなり、一人のレンジャーが私に声をかけてきた。「亀が卵を産みに来てるぞ!」と。見てみると、まぁ本当に亀が卵を産んでるじゃないですか!早速カメラを用意して、ちゃっかり撮影。ちなみに観光者も野次馬で来ていたが、観光者はレンジャー達によって亀に近づくことを止められていました。私は、一応公園職員ということなので、撮影できたわけです。

海に帰っていく亀
昔はここマリンディにも多くの亀が産卵にやってきたらしいですが、今ではなかなか見られないとのコト。その原因も、出来れば調べてみたいものです。そして、本日のメインイベント、ICCが始まりました。しかし! 始まるなり問題が続発。。。 特に街の学校に迎えにいく車がこないというのが、一番の問題でした。それでも、生徒が揃わないまま清掃作業は始まり、私も参加したのですが、改めて見ると、ゴミの多いこと! 砂浜や海岸はそこまで落ちていないのですが、道路に異常にゴミが落ちてる! そういえば、私が、ここ数ヶ月で見てきたケニア人は、どこにでもゴミを捨てていたな。。。と考えてるそばから、私の横でタバコをポイ捨てするケニア人スタッフ! さて、どうしたものでしょうか。。。
日本でもこういう光景は見るけれど、さぁ、どうやればポイ捨てをやめさせることができるでしょうか。。。
やることはたくさんありそうです。

清掃作業は実質1時間程度で終わり、後は近隣の学校や地元の団体の出し物(歌、踊り、お芝居が)が延々2時間程行われました。「なるほど、これがやりたかったわけか」と、納得。要はお祭り騒ぎがしたかっただけなのかなぁ、と、ケニア人の気質が少し分かったICCでした。

(UP:平成17年9月25日)

もうすぐ10月ですね。私もケニアに着いてからもう2ヶ月以上経ちました。まだまだ慣れませんが、日本から送ってもらった三線を浜辺で引きながら、地元の人とも話し始めているところです。
10月になれば、2ヶ月間大雨季だとか。。。私は今職場まで片道約10kmの道のりを毎日自転車で行っていますが、雨季になれば、トゥクトゥクに代えざるを得なくなりますので、ちょっと、お金が心配なこのごろです。といっても、トゥクトゥクは、片道100kshですが(日本円で130円くらいですかね)。

今回は、マリンディの宗教について紹介したいと思います。
実は只今、「ラマダン」の真っ最中。
ラマダンというのは、イスラム教徒の断食月のことを指します。彼らは、ラマダンの間、陽が出てるときは一切食べることをしなく、飲むこともしません。私も、一日だけ挑戦してみましたが、食べることはともかく、この暑さで飲むことをしないというのは、ちょっとまいりました。今は、普通に食べて飲んでますが(苦笑)
もしかしたら、ケニアについて少しでもご存知の方は、ケニアはほとんどがクリスチャンじゃないの?と思うかもしれませんが、実はケニアの海岸地域に住む人々の多くはイスラム教徒なのです。
ここマリンディでも、私が見たところ、半数かそれ以上はイスラム教徒のように思います。これだけイスラム教徒が多いと、街の景観も近代的な建物が多くあるナイロビと比べ、ここにはモスクが多くあるせいか、どこかアラビア的な雰囲気をかもしだしています。街では、ブイブイ(写真参照:イスラム教徒の未婚者が着る真っ黒な服)を着た女性や、コフィアと呼ばれる回教帽をかぶった男性、そして、金曜日(イスラム教の休日にあたるそうです)には、コフィアと真っ白の回教服を着た男性を多く見かけることができます。(写真:彼は私の同僚のムスリムです。)でも、調べてみると、実際ケニアでは、70%がキリスト教徒で、イスラム教徒は全体の6%ほどのようです。おそらく、イスラム教徒のほとんどが海岸地域に集中しているのでしょう。
しかし、ラマダン中ともあって、いつもよりさらによく聞かれるのは「あなたの宗教は何?」ということです。この質問は、日本人は苦手ですよね。私も苦手です・・・。何度か「日本には八百万の神様がいて・・・」という話をしましたが、彼らにはかなり不思議に見えるようです。他にも、日本では正月には神道に従って神社へ初詣へ、夏には、仏教に従ってお盆、冬にはキリスト教に従ってクリスマスを祝うというような話をしましたが、当然ですが、さらに彼らを不思議に思わせるだけでした・・・。もっとも、今は私から見ても不思議なことですが。
日本はもうすっかり秋でしょうか?
ちょっと紅葉が恋しい、たがっちでした。









(2005/10/23)
今回はお待ちかね(?)。ケニアの食の紹介です。

私が毎日のように食べる朝食です。
メニューはチャイ(ミルクティー)、小さい三角のものは、サモサといって、ひき肉を皮でくるんであげたものです。
大きな三角のものは、マンダジというドーナツ。ちなみに、これ全部で60ksh(約90円)くらいです。ケニア人にとっても、コレはわりと定番の朝食なようです。

そして、マハラグエ(豆を煮ただけのもの)と白ご飯。このマハラグエ、味がほとんどありません。そのためか、どこの食堂でもだいたい塩が置いてあり、お好みの量をかけて味をつけるといった形式をとっているようです。内陸のほうでは、一般的にこういった豆類が主な食料。
手前がカランガフライ(肉の煮込み)、奥がニャマチョマ(肉の炭焼き)、白いのがウガリ(トウモロコシの粉を練ったもの、ケニアの主食)です。このニャマ(スワヒリ語で肉の意味)は、ヤギの肉でした。そのヤギ、実はその日の朝に殺したものです。ヤギを殺すところを見ていたために、食欲がなくなっていた私に、ケニアの人は「殺さないと僕らは生きていけないんだよ」とだけ言いました。その通りですね。頭では分かっていましたが、実際にその「殺して生きる」という過程を見て、感じたことは計り知れません。肉を食べている人は、そういった場面を見るべきかもしれませんね。どれも、日本ではなかなか食べられないものばかりですが、私はわりとケニア食は好きです。ただ、肉料理は油っこすぎるというのがありますが、美味しいのは確か。虫を食べるという文化もあるようですが、私は今のところまだそれには出会ってません。出会いたくないですが、もし出会ってしまったらまた報告します。
(05/11/23) 日本は今冬に向かってる真っ最中でしょうね。ケニアは逆に夏に向かってます。ここマリンディは海沿い・赤道直下という場なので、流石に暑いです・・・。私は暑さに気をつけますが、皆さんは寒さにお気をつけて。